自律神経失調調で多い症状
・動悸
・喉の詰まり感
・不安感
当院に来院される患者さんの訴えで特に多いのが上記です。後はこれらに加えて頭痛、腹痛、首の痛み(肩こり)、腰痛、下痢、不眠症などです。
病院で検査してもはっきりとした原因が分からない症状は自律神経の乱れが原因です。
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そもそも自律神経とは、呼吸したり心臓を動かしたり食べ物を消化吸収したり、人が意識していなくても勝手に身体の働きを調節してくれている神経です。自律して色々やってくれているから自律神経というわけですね。(指令センターみたいなかんじ)
ようは身体を調節している大元が乱れることで関連する機能が全部乱れてしまい、さまざまな症状が出てくきてしまうことを自律神経失調症といいます。
なので症状が出ている部分には基本的には問題はなく、自律神経があるところを検査して治療していかなければなりません。
オステオパシーでは自律神経が多く存在する頭蓋骨、脳、脊柱、骨盤周りをチェックしてどこの神経に問題があるかを探し出してから治療していきます。
特に脳は神経の塊ですので、重点的にチェックしていかないといけません。脳や頭蓋骨にアプローチできるのはオステオパシーの特徴ですね。脳へのアプローチも研修に行き学び続けています。(A manuel approach to the Brain2 脳への手技)
当院には0歳から高齢者まで様々な年齢の方が来院されます。
年代別の特徴としましては
・幼少期〜小学生:腹痛・頭痛・朝起きれない(起立性調節障害)
・中学生〜高校生〜大学生:腹痛・頭痛・朝起きれない
・20〜30代:不安症・頭痛・食欲不振・パニック・喉の詰まり間・動悸
・40〜60代:不眠症・食欲不振・動悸・喉の詰まり感
などです。
また、来院される7割は女性を占めていますが、自律神経失調症の症状に加えて若い頃から生理の問題を抱えている人がほとんどです。何かしら関連がありますね。
改善する傾向としては、最初に動機や喉の詰まり感が減ってくることが多いです。最初に首や喉周りがスッキリしてくると「首周りの自律神経の緊張が落ち着いてきたな」と判断できて、治りやすい流れになってきます。
自律神経失調症の症状は人により様々で治り方も異なりますが、ある程度パターンが決まっています。また、原因が分からない症状でも、身体を触ってチェックすると明らかに緊張していたり固まっていたりする場所がハッキリと分かります。自律神経失調症はわけわからくて不安になりがちですが「まずはハッキリ分かっているところから始める」ことが大事です。