2025.05.13
  • 症例報告
腰痛の原因は腰にはない

 
■ 腰痛改善の感想分

・ぎっくり腰

・慢性的な腰痛



■ 病院で「異常なし」と言われても、腰が痛いことはありませんか?

腰痛には、さまざまな種類があります。

整形外科で診断される主な疾患としては、次のようなものがあります:

• 腰椎椎間板ヘルニア

• 腰部脊柱管狭窄症

• 変形性腰椎症

• ぎっくり腰(急性腰痛症)

• 筋・筋膜性腰痛

しかし、これらの診断がつかない「原因不明の腰痛」や、レントゲンやMRIで明らかな異常が見つからないのに痛みが続くケースも少なくありません。



■ 本当の原因は「腰」ではなく、別の場所にある

腰そのものに問題があるのではなく、他の部位の硬さや機能不全の影響を腰が受けていることが多くあります。

特に重要なのが、以下の2つの部位です:

股関節

胸椎(背中の上〜中部)

股関節や胸椎が硬くなって動かなくなると、間にある腰椎が本来以上に動かざるを得なくなります。

この「代償的な動き」が続くことで、腰椎やその周囲の組織に過剰な負担がかかり、結果的に痛みや炎症が起きるのです。

これは、腰椎椎間板ヘルニアのような構造的な変性の原因にもつながると考えられています。





■ 治療方針:「腰を治す」ではなく「腰を守る」

オステオパシーでは、痛みが出ている場所を「原因」とは捉えません。

原因となっている部位(=股関節や胸椎)を見極めて調整していくことが重要です。

具体的なアプローチ:

股関節の可動性改善

胸椎の柔軟性を引き出す施術

必要に応じて、体幹の安定性を高める運動(インナーマッスルの活性)

姿勢や日常動作の癖を見直すセルフケア指導

とくに大切なのは、「施術を受けた後に、どのように身体を使うか」です。


そのため、セルフケアや日々の習慣改善こそが最も効果的な治療とも言えます。

腰が痛いからといって、腰だけを治そうとするのではなく、

身体全体の連動性を取り戻すことが、本質的な改善への近道です。



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