- お知らせ

倉敷チルドレンクリニック開催報告
― ファミリーサークルの視点から ―
本日の倉敷チルドレンクリニックには、合計で 25名の方 にご参加いただきました。
ご来場くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
今回は、自閉症、不登校、生理痛、不安症、自律神経失調症、起立性調節障害、発達障害、脱毛症など、多様な背景とお悩みを抱えたお子さまやご家族が来院されました。
また、小児領域における臨床経験が豊富なオステオパスが、東京・兵庫・広島から集まり、症例検討や技術交流を通して互いに研鑽を重ねる有意義な機会となりました。
■ ファミリーサークルという視点
倉敷チルドレンクリニックでは、オステオパシーを通じて「子ども一人を診る」のではなく、家族全体の調和を整える という考え方を大切にしています。
子どもの不調は、身体そのものだけでなく、環境、感情、生活リズム、家族の関わり方など、さまざまな要因の中で形を取ります。
そのため私たちは、身体の構造を丁寧に診ながら、そこに生じている 家族のリズムの乱れ までも感じ取り、調整の手を添えています。この循環を取り戻す過程を、私たちは ファミリーサークル と呼んでいます。
■ 行っていること
施術では、頭蓋・脊柱・骨盤・内臓などの動き、そして神経系の反応を丹念に観察します。
体全体のバランスを整えることで、自律神経の働きが安定し、からだ本来の回復力が再び動き出します。
また、生活リズムや姿勢、睡眠、食事環境などについてもご家庭で実践できる工夫を一緒に考え、サポートしています。
「治療を受ける」だけでなく、家族全体が回復に関わるプロセスを共有することが重要だと考えています。

■ 見られる変化・改善の傾向
- 朝の目覚めが良くなった
- 不安や緊張がやわらぎ、表情が穏やかになった
- 生理痛や頭痛などの身体症状が軽減した
- 集中力が高まり、学習や人との関わりが楽になった
- 家族全体の雰囲気が落ち着いてきた
身体の変化はもちろんのこと、家族の中に「安心の循環」が生まれていくことが何よりの変化です。
■ このような方に
- 朝起きられない、体が重い
- 不安や緊張が強く、感情の波が大きい
- 学校や集団生活が負担になっている
- 頭痛や生理痛、胃腸の不調が続いている
- 子どもへの関わり方に迷い、家族として支える方法を探している
体の不調が続く背景には、心や環境の繊細なサインが隠れていることがあります。私たちはそれらを「問題」ではなく「回復への入口」として受け止め、一人ひとりと向き合っています。
倉敷チルドレンクリニックでは、オステオパシーを通して、子どもと家族が共に回復し、健やかさを取り戻していく場を目指しています。
今後も、この循環を育む取り組みを続けてまいります。
ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。

住所〒710-0061
岡山県倉敷市浜ノ茶屋1丁目162
休診日不定休・研修日
診療時間9:00 – 15:00 / 16:20 – 21:00