- 近藤健心ブログ
春先になると
- 鼻づまり
- 頭の重さ
- 目の奥の痛み
- 顔の圧迫感
このような症状を感じる方が増えてきます。
これらの症状の背景には
**副鼻腔(ふくびくう)**の影響があることがあります。
副鼻腔は、鼻の周囲の骨の中にある空洞で
- 前頭洞
- 篩骨洞
- 上顎洞
- 蝶形骨洞
などがあり、呼吸や空気の流れと深く関係しています。

副鼻腔は「呼吸」と密接に関係しています
副鼻腔は鼻とつながっているため、
呼吸の状態が副鼻腔の環境に大きく影響します。
例えば
- 呼吸が浅い
- 胸郭が固い
- 横隔膜がうまく動いていない
このような状態では
鼻や副鼻腔の排出も滞りやすくなります。
そのため施術では、
副鼻腔だけを見るのではなく
胸郭の動きや呼吸のリズムを観察することが重要です。
実際の施術で見ているポイント
副鼻腔の症状がある場合、施術では次のようなポイントを見ています。
① 呼吸と胸郭の動き
まず呼吸を観察します。
- 胸郭の動き
- 横隔膜の可動性
- 呼吸の深さ
- 呼吸の左右差
などを確認します。
呼吸が浅い状態では
副鼻腔の排出も滞りやすいため
胸郭や横隔膜の動きを整えることで
呼吸の質を改善していきます。
② 頭蓋骨と副鼻腔の関係
副鼻腔は頭蓋骨の中にあるため
- 上顎骨
- 前頭骨
- 篩骨
- 蝶形骨
などの動きが影響します。
これらの骨の緊張やバランスを確認しながら
必要に応じて調整していきます。
③ 副鼻腔の「シーム」の評価
ここで少しシームついて説明します。
※少しマニアックですので飛ばしてもらってもOKです!
シームは発生学的な接合部であるという点です。
胎生期では
- 神経堤細胞
- 中胚葉
など異なる組織が集まり、身体を形成していきます。
この時に形成される境界が、
後にシームが縫合や関節がとして現れることがあります。
つまりシームは
身体がどのように形成されてきたかを示す痕跡(ここすごく重要)
とも言えます。
副鼻腔の周囲にはこのシームがたくさんあります。
例えば
- 前頭骨と上顎骨
- 前頭骨と篩骨
- 上顎骨と頬骨
などです。
これらの緊張が強いと
副鼻腔周囲の循環や排出が滞ることがあります。
施術では
- 縫合のテンション
- 骨の微細な動き
- 顔面の緊張
副鼻腔のフルイド
などを触診しながらシームのバランスを見ていきます。
④ 首や後頭部の緊張
副鼻腔の症状がある方では
- 後頭骨
- 頚椎
- 後頭下筋群
の緊張が強いこともよくあります。
これらは
- 自律神経
- 血流
- リンパ循環
とも関係しているため、
首や後頭部のバランスも整えていきます。
副鼻腔の症状は「体全体」で見る
副鼻腔の不調は
- 鼻だけの問題
- 花粉だけの問題
とは限りません。
実際には
- 呼吸
- 胸郭
- 頭蓋骨
- 首
- 自律神経
などが影響し合っていることが多いです。
そのためオステオパシーでは
体全体のバランスを見ながら施術を行います。
まとめ
春先に多い
- 鼻づまり
- 頭の重さ
- 目の奥の痛み
などの症状は
副鼻腔が関係していることがあります。
施術では
- 呼吸
- 胸郭
- 頭蓋骨
- 顔面骨のシーム
などを確認しながら
体全体のバランスを整えていきます。

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