2026.03.13
  • 近藤健心ブログ
春先に増える「副鼻腔の不調」

春先になると

  • 鼻づまり
  • 頭の重さ
  • 目の奥の痛み
  • 顔の圧迫感

このような症状を感じる方が増えてきます。

これらの症状の背景には
**副鼻腔(ふくびくう)**の影響があることがあります。

副鼻腔は、鼻の周囲の骨の中にある空洞で

  • 前頭洞
  • 篩骨洞
  • 上顎洞
  • 蝶形骨洞

などがあり、呼吸や空気の流れと深く関係しています。


副鼻腔は「呼吸」と密接に関係しています

副鼻腔は鼻とつながっているため、
呼吸の状態が副鼻腔の環境に大きく影響します。

例えば

  • 呼吸が浅い
  • 胸郭が固い
  • 横隔膜がうまく動いていない

このような状態では
鼻や副鼻腔の排出も滞りやすくなります。

そのため施術では、
副鼻腔だけを見るのではなく

胸郭の動きや呼吸のリズムを観察することが重要です。


実際の施術で見ているポイント

副鼻腔の症状がある場合、施術では次のようなポイントを見ています。

① 呼吸と胸郭の動き

まず呼吸を観察します。

  • 胸郭の動き
  • 横隔膜の可動性
  • 呼吸の深さ
  • 呼吸の左右差

などを確認します。

呼吸が浅い状態では
副鼻腔の排出も滞りやすいため

胸郭や横隔膜の動きを整えることで
呼吸の質を改善していきます。


② 頭蓋骨と副鼻腔の関係

副鼻腔は頭蓋骨の中にあるため

  • 上顎骨
  • 前頭骨
  • 篩骨
  • 蝶形骨

などの動きが影響します。

これらの骨の緊張やバランスを確認しながら
必要に応じて調整していきます。


③ 副鼻腔の「シーム」の評価

ここで少しシームついて説明します。

※少しマニアックですので飛ばしてもらってもOKです!

シームは発生学的な接合部であるという点です。

胎生期では

  • 神経堤細胞
  • 中胚葉

など異なる組織が集まり、身体を形成していきます。

この時に形成される境界が、
後にシーム縫合や関節がとして現れることがあります。

つまりシームは

身体がどのように形成されてきたかを示す痕跡(ここすごく重要)

とも言えます。


副鼻腔の周囲にはこのシームがたくさんあります。

例えば

  • 前頭骨と上顎骨
  • 前頭骨と篩骨
  • 上顎骨と頬骨

などです。

これらの緊張が強いと
副鼻腔周囲の循環や排出が滞ることがあります。

施術では

  • 縫合のテンション
  • 骨の微細な動き
  • 顔面の緊張
    副鼻腔のフルイド

などを触診しながらシームのバランスを見ていきます。


④ 首や後頭部の緊張

副鼻腔の症状がある方では

  • 後頭骨
  • 頚椎
  • 後頭下筋群

の緊張が強いこともよくあります。

これらは

  • 自律神経
  • 血流
  • リンパ循環

とも関係しているため、
首や後頭部のバランスも整えていきます。


副鼻腔の症状は「体全体」で見る

副鼻腔の不調は

  • 鼻だけの問題
  • 花粉だけの問題

とは限りません。

実際には

  • 呼吸
  • 胸郭
  • 頭蓋骨
  • 自律神経

などが影響し合っていることが多いです。

そのためオステオパシーでは
体全体のバランスを見ながら施術を行います。


まとめ

春先に多い

  • 鼻づまり
  • 頭の重さ
  • 目の奥の痛み

などの症状は
副鼻腔が関係していることがあります。

施術では

  • 呼吸
  • 胸郭
  • 頭蓋骨
  • 顔面骨のシーム

などを確認しながら
体全体のバランスを整えていきます。

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