- 近藤健心ブログ
よく風邪をひきやすかったり、疲れるとすぐ体調を崩すことがありませんか?
また自分に必要でない情報や物を取り入れてそれに過剰に反応してしまう。
同じ環境や同じストレスでも身体の反応に大きな差が生まれることがあります。
この違いを考える時によく『免疫』という言葉をよく使われがちですが、
実際には単なる防御反応ではなく、
“何を受け入れ、何を排除するか”という選択の働きが関係しています。
そしてその選択に深く関わっているのが、
脳の中心に位置する「第三脳室」という領域です。

第三脳室と身体の調整
第三脳室は脳の中心に位置し、視床下部と密接に関係しています。
この視床下部は、自律神経やホルモン分泌をコントロールし、身体の恒常性(ホメオスタシス)を維持する重要な役割を担っています。
つまり第三脳室は身体の中核システムが交わる場所とも言えます。
オステオパシー的にも単なる構造としてではなく、
「身体全体の状態を反映する中心的な場」として捉えます。
免疫の役割
一般的に免疫というと、ウイルスや細菌と戦うイメージが強いですが、実際にはそれだけではありません。
免疫の働きの本質は、「自己と非自己を識別すること」です。
例えば、発熱や炎症といった反応も、
身体が治癒するのに必要なものだと判断して選択している結果とも考えれます。
施術の中でも、体調を崩した後に状態が良くなっていくケースは少なくありません。
これは、免疫の“選択”が適切に働いた結果とも言えます。
また、動物の本能的にも嫌なものや怖いものから逃げたり避けたりすることも
自分に必要かそうでないかを、第三脳室で判断していることがあります。
なぜバランスが崩れるのか
では、その選択がうまくいかなくなるのはなぜでしょうか。
一つは、過剰なストレスです。
現代では、身体的な疲労だけでなく、思考や意図の過剰によっても負担がかかります。
常に何かを考え続けている状態は、
神経系や免疫系にとって休息が少ない状態とも言えます。
今の情報過多な社会が正しい選択を狂わせている、
これが問題でもあると考えます。
オステオパシーにできること
オステオパシーでは、問題だけでなく身体に残っている「健全な働き」に注目します。
その健全に意識を向けることで、身体は自然と変化を始めます。
その過程で、第三脳室付近に「イグニッション(点火)」と
呼ばれる反応が現れることがあります。
これは操作によって起こすものではなく、
余計な緊張が抜け、状態が整ったときに自然に生じるものです。
またその際、身体の中に広がりや軽さ、
時に光のような感覚として変化が現れることがありますが、
重要なのはそれを作ろうとせず、起きている変化をそのまま見守ることです。
施術は何かを加えるのではなく、身体の働きを妨げないこと。
健全な働きが広がる環境を整えることで、全体のバランスは自然に変わっていきます。
身体は本来、回復の方法をすでに知っています。
その力が発揮される状態へ戻すことが、オステオパシーの役割です。
まとめ
身体は常に、自らを調整しようとしています。
免疫もその一部であり、「何を選択するか」という働きの中で成り立っています。
第三脳室は、その選択に関わる中心的な領域の一つであり、
オステオパシーではそこを含めた全体のバランスを見ていきます。
無理に変えようとするのではなく、
本来の調整が働く状態を取り戻すこと。
それが結果として、症状の変化につながっていくと考えています。

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