2026.04.16
  • 近藤健心ブログ
機能性ディスペプシアとオステオパシー

胃カメラや検査では異常がないのに、
胃もたれ、みぞおちの不快感、食後の膨満感、
すぐお腹がいっぱいになる感じが続く。

それが機能性ディスペプシアです。

胃の病気が見つからないため、周囲には伝わりにくいですが、
実際には日常生活に大きく影響するつらい症状です。


自律神経との関係

胃腸の働きは、
自分の意思ではコントロールできない自律神経によって調整されています。

特に

  • 副交感神経(迷走神経):胃の消化活動を促進
  • 交感神経:胃の動きを抑制

このバランスが崩れると、胃の蠕動運動や消化液分泌が乱れ、症状が起こりやすくなります。

つまり精神的ストレスや生活習慣の乱れが、
自律神経のバランスを崩し、胃腸の動きを影響してくるということです。


オステオパシーではどう見る

オステオパシーでは、この状態を胃だけの問題として見ません。

注目するのが、上腹部の深いところにある腹腔神経叢(腹腔神経)です。

腹腔神経叢は、胃・肝臓・膵臓・小腸などにつながる
自律神経の大きな中継点で、ストレスや横隔膜の緊張、
胸椎下部の硬さ
の影響を受けやすい場所です。

この周囲が緊張すると、
胃の動きが落ち、
食後の膨満感やみぞおちの詰まり感が強くなりやすくなります。

施術では、腹腔神経そのものをすぐ刺激するのではなく、
横隔膜、みぞおち周囲の膜、胸椎〜上腹部の緊張を整えながら、
神経が働きやすい環境をつくってアプローチしていきます。

胃の不調は、胃だけを見ても変わらないことがあります。

呼吸、自律神経、内臓の動きまで含めて整えることで、
身体は少しずつ本来のリズムを取り戻していきます。

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