- 近藤健心ブログ
先日森田治療室で、セミナーが行われました。
セミナーでは今まで分けて考えていた治療を統合したやり方で、
施術での見方を大きく変えてくれそうなものでしたので紹介します。

ニュートラルが出発点
今回の研修で一貫していたのは、
病変を直接追わない
という考え方です。
痛みや制限があると、そこに意識が向きやすくなりますが、
そこを操作してしまうとメカニカルな介入になりやすい。
そうではなく、
まず身体全体をニュートラルに近づける
これを大切にすることで、
結果として問題が自然に変化していく。
ニュートラルの割合を少しでも上げると、
小さな病変は勝手に消えていきます。
これによって今まで細かいところに引っ張られていた意識がかなり消えました!
「探す手」ではなく「聞く手」
触診の質も大きく変わるポイントでした。
多くの場合、
・どこが悪いか探す
・動きを評価しに行く
という意識になりがちで、
指先や指の腹で診ることが多いですが、
今回強調されていたのは
「見に行かず、聞く」
ということ。
指先で探るのではなく、
手のひら全体で“面”として触れ、
身体の方から情報が来るのを待つ
この状態が
透明な手(相手を侵害しない手)を作り出してくれます。
開いて待つ感覚
施術中にやってしまいがちなこととして、
・動きを追いすぎる
・痛みなどの問題を解決しにいく
・反応をコントロールしようとする
があります。
しかし今回の考え方では、
追わない、止めない、締めない
そして、
開いて待つ(背中に扉が開いているような状態)
この姿勢が重要になります。
特に印象的だったのは、
健全な広がりは追っていいが、病変は追わない
という点です。
これは臨床の中で非常に重要な感覚だと感じました。
受けていても施術者に意図して自分の中を探られると、
締められる感覚がありました。
逆に施術者が開いた状態だと自分も勝手に広がっていって
呼吸が入ってくるような感覚を感じられました。
技術ではなく在り方
また今回改めて勉強になったのは技術ではなく、
施術者の状態そのものが影響する
という点です。
・前のめりになっていないか
・ニュートラルを保てているか
・無意識に力んでいないか
これらがそのまま相手に伝わります。
「恐る恐る触る」ことも、
「やりすぎる」ことも、
すべて身体は感じ取っている。
だからこそ、
まず自分がニュートラルであること
これが一番大切だと思いました。
普段のオステオパシーテクニックや、
その他のテクニックでもこの感覚で取り組むと、
効果や変化が大きく変わることを
改めて感じることができたセミナーでした!
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