2026.06.07
  • 森田智史ブログ
原因不明の頭痛や起立性調節障害は、生まれた時の身体の負担(バーストラウマ)が関係していることもあります

「病院で検査を受けたけれど異常は見つからなかった」

「頭痛やめまいが続いている」

「朝起きられず学校へ行けない」

「側弯症を指摘されている」

このようなお子さんのご相談を受けることがあります。

もちろん、すべての症状が生まれた時の影響によるものではありません。

しかし、なかなか改善しない症状の背景を考える際に、私たちは出生時の状況についても確認することがあります。

バーストラウマとは?

バーストラウマ(Birth Trauma)とは、生まれる過程で赤ちゃんの身体が経験したさまざまな負担やストレスのことを指します。

ここでいう「トラウマ」はケガという意味ではなく、身体が成長する中で影響を受ける可能性のある経験という意味です。

例えば、

  • 分娩時間が長かった
  • 吸引分娩で生まれた
  • 帝王切開で生まれた
  • 臍帯が首に巻いていた

といった情報を参考にすることがあります。

ただし、帝王切開や吸引分娩が悪いという意味ではありません。

これらはお母さんや赤ちゃんの安全を守るために必要な医療処置であり、多くのお子さんは問題なく成長されています。

私たちは原因を決めつけるためではなく、お子さんの身体の状態を理解するための情報として確認しています。

なぜ出生時のことを確認するのでしょうか?

赤ちゃんの身体は非常に柔らかく、出産時には頭や首、背骨にさまざまな力が加わります。

通常は成長とともに適応していきますが、一部のお子さんでは身体の緊張やバランスの偏りとして残る場合があります。

特に成長期になると、

  • 身長が急激に伸びる
  • 学習や部活動の負担が増える
  • 姿勢の問題が大きくなる

などの要因が加わり、今まで目立たなかった問題が症状として現れることがあります。

このようなお子さんが来院されています

頭痛

  • 頭痛薬を飲んでいる
  • 学校を休むことがある
  • 勉強に集中できない

病院で検査を受けても異常が見つからないケースです。

起立性調節障害

  • 朝起きられない
  • めまいがする
  • 学校へ行けない
  • 午後になると元気になる

自律神経の働きと身体の緊張状態は密接に関係しています。

自律神経の不調

  • 疲れやすい
  • 吐き気がある
  • お腹の調子が悪い
  • 不安感が強い

など、検査だけでは説明しきれない不調が続いているケースです。

側弯症

背骨だけでなく、

  • 胸郭
  • 骨盤

を含めた全身のバランスを確認します。

オステオパシーでは何をみているのか

私たちは症状だけをみているわけではありません。

頭痛であれば頭だけを見るのではなく、

  • 姿勢
  • 呼吸
  • 首や背骨の動き
  • 身体全体のバランス
  • 発達の経過
  • 出生時の情報

などを総合的に評価します。

大切なのは、

「なぜ今の状態になっているのか」

を身体全体から考えることです。

原因不明の不調でお困りの方へ

病院で異常がないと言われても、お子さん本人やご家族にとって症状は大きな悩みです。

頭痛、起立性調節障害、自律神経の不調、側弯症などでお困りの場合は、身体全体の状態や発達の経過を見直してみることで新たなヒントが見つかることがあります。

森田治療室では現在の症状だけでなく、成長や発達の過程も含めて丁寧に評価を行っています。

「どこへ相談したら良いか分からない」

そのような方は一度ご相談ください。

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