2026.08.04
  • 近藤健心ブログ
身体は答えを知っている

「肩が痛いから肩を治療する。」

「腰が痛いから腰を診る。」

一般的には、このようなイメージを持たれることが多いかもしれません。

もちろん痛みのある場所を確認することは大切です。

しかし、オステオパシーではもう少し違う視点を大切にしています。

それは、

身体自身が『ここを見てほしい』と教えてくれている

という考え方です。

これを、「モーション・プレゼント(Motion Present)」とオステオパシーでは表現します。


身体はいつもサインを出している

私たちは症状がある場所ばかりに意識が向きがちです。

しかし、痛みが出ている場所が必ずしも原因とは限りません。

身体全体に静かに触れ、呼吸や全体のつながりを感じながら待っていると、

「こっちだよ〜」

というように、自然と存在感が現れてくる場所があります。

無理に探しに行くのではなく、身体が示してくれるサインを受け取る。

それがモーション・プレゼントです。


探すのではなく、待つ

治療を始めた頃は、

「どこが悪いのだろう。」

「何を治療すればいいのだろう。」

と頭で探そうとしていました。

ですが、

本当に大切な情報は、探しに行くものではなく、身体との対話の中で自然と現れてくる

ということでした。

施術者が無理に答えを探すほど、本来身体が伝えようとしている声は聞こえにくくなります。

だからこそ信頼しながら待つ姿勢がとても大切になります。


身体は変わる力を知っている

モーション・プレゼントとつながると、身体の内側では変化が始まります。

それを内的な解放変容と表現します。

施術者が身体を無理に変えるのではありません。

身体は本来、自分で整う力を持っています。

その力が働きやすい環境をつくることが、施術者の役割なんです。


施術で大切にしていること

私は施術中、

「どこが悪いか」

だけを見るのではなく、

身体は何を伝えようとしているのか

という視点を大切にしています。

患者さんの身体には、一人ひとり違った物語があります。

その声に耳を傾け、身体が「ここを見てほしい」と教えてくれた場所を尊重しながら施術を行っています。

その積み重ねが、症状だけではなく、身体全体の変化につながると考えています。

身体は、いつも私たちにサインを送っています。

その小さな声に気づけるかどうか。

それが、オステオパシーの面白さであり、私が学び続けている理由でもあります。

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