2026.08.04
  • 森田智史ブログ
過敏性腸症候群(IBS)とは?

自律神経シリーズ Vol.015

腹痛・下痢・便秘を繰り返す「腸と脳の調節」の問題

「緊張すると急にお腹が痛くなる」

「通勤や登校の前にトイレから出られない」

「下痢と便秘を繰り返している」

「検査では異常がないのに、腹痛や便意が続いている」

このような症状には、過敏性腸症候群(IBS)が関係していることがあります。

過敏性腸症候群は、腸に潰瘍や腫瘍などの明らかな病変が見つからないにもかかわらず、腹痛や腹部の不快感と、下痢・便秘などの便通異常が繰り返される状態です。

現在は単なる「ストレス性の下痢」ではなく、腸・脳・自律神経・免疫・腸内環境などが相互に関係する「消化管と脳の相互作用の障害」として理解されています。Rome Vでは、腹痛だけでなく腹部不快感も再び診断上重視され、実際の患者さんの訴えに即した考え方へ更新されています。(The Rome Foundation)


① 過敏性腸症候群とは?

IBSの主な症状は、

  • 腹痛
  • お腹の不快感
  • 下痢
  • 便秘
  • 下痢と便秘の繰り返し
  • 急な便意
  • 排便しても残っている感じ
  • お腹の張り
  • ガス
  • 粘液便

などです。

症状の中心には、排便と関連する腹痛・腹部不快感と、便の回数や形の変化があります。症状の現れ方は一定ではなく、生活環境、食事、睡眠、月経周期、精神的緊張などによって変動することがあります。(The Rome Foundation)

IBSは、便の状態によって主に次のタイプへ分類されます。

下痢型(IBS-D)

軟便や水様便が多く、突然の便意やトイレへの不安が起こりやすいタイプです。

便秘型(IBS-C)

硬い便、排便回数の減少、強くいきむ、残便感などが中心です。

混合型(IBS-M)

下痢と便秘を交互に繰り返します。

分類不能型(IBS-U)

症状はIBSに合致するものの、特定の便通タイプに分類しにくい状態です。

便の状態を確認する際には、形を7段階に分類する「ブリストル便形状スケール」が用いられます。IBSでは同じ人でも、時期によって便のタイプが変化することがあります。(Nice)


② 検査で異常がなくても、症状は実際に起きています

大腸内視鏡検査や血液検査は、

  • 炎症性腸疾患
  • 大腸がん
  • 感染症
  • セリアック病
  • 貧血
  • 強い炎症

などを確認するために重要です。

一方、IBSで問題になりやすいのは、

  • 腸の動く速度
  • 腸から脳へ送られる感覚
  • 脳が腹部の刺激を処理する働き
  • 自律神経による腸管運動の調節
  • 腸粘膜の透過性
  • 免疫細胞の微細な反応
  • 腸内細菌と代謝産物

などです。

これらの機能的・神経学的な変化は、通常の内視鏡検査だけでは確認できない場合があります。日本消化器病学会のガイドラインでも、ストレス、腸内細菌、粘膜透過性、微小炎症、神経伝達物質などがIBSの病態に関与する要素として整理されています。(日本消化器病学会)

したがって、検査で異常がないことは、

「症状が気のせいである」

「身体に何も起きていない」

という意味ではありません。

構造的な病気が見つからなくても、腸と神経系の調節に変化が起きている可能性があります。


③ 腸には独自の神経ネットワークがあります

腸の壁には「腸管神経系」と呼ばれる大規模な神経ネットワークがあります。

腸管神経系は、

  • 腸の収縮
  • 消化液の分泌
  • 腸管内の水分移動
  • 局所の血流
  • 内容物を送る速度

などを調節しています。

腸は脳から一方的に命令されているのではなく、腸管神経系によってある程度自律的に働きながら、脳や自律神経と常に情報交換をしています。

この双方向の情報交換が「腸脳相関」です。

腸から脳へは、迷走神経・脊髄神経・免疫・ホルモン・腸内細菌の代謝産物などを介して情報が送られます。

反対に脳から腸へも、自律神経や内分泌系を通じて、

  • 腸の運動
  • 分泌
  • 血流
  • 感覚の強さ
  • 免疫反応

を変化させる情報が送られます。

IBSは、腸だけ、あるいは脳だけの問題ではなく、この双方向の調節がうまく噛み合わなくなっている状態と考えられています。(The Rome Foundation)


④ 通常の腸の動きを「痛い」と感じる内臓知覚過敏

腸は、食べ物やガス、便が移動するたびに伸び縮みしています。

本来であれば気にならない程度の腸の拡張や収縮でも、IBSでは、

  • 強く張っている
  • 刺されるように痛い
  • 今すぐ排便しなければならない
  • 腸が大きく動いている

と感じることがあります。

これを「内臓知覚過敏」といいます。

内臓知覚過敏では、腸から送られる情報が増えている場合だけでなく、脊髄や脳がその情報を強く増幅して処理している場合もあります。

例えば、通勤中や授業中に突然の腹痛を経験すると、

「また途中でお腹が痛くなるかもしれない」

「トイレへ行けなかったらどうしよう」

という警戒が生まれます。

すると、

腹痛への警戒

神経系の興奮

腸の運動や感覚が変化

腹痛や便意が起こる

さらに外出が怖くなる

という循環が生じることがあります。

これは本人が症状を作っているのではありません。

脳と神経系が過去の苦痛を学習し、身体を守るために腸からの刺激を過剰に監視している状態です。


⑤ 自律神経とIBSの関係

腸の運動は、自律神経と腸管神経系によって調節されています。

交感神経と副交感神経は単純に、

「交感神経は腸を止める」

「副交感神経は腸を動かす」

と完全に分けられるものではありません。

実際には、腸の部位、食事、痛み、睡眠、感情、ホルモンなどに応じて、複雑に調節されています。

IBS患者の自律神経機能を調べた研究では、健康な人と比較して交感神経活動の増加や副交感神経活動の低下を認める報告が多い一方、結果は必ずしも一致しておらず、下痢型・便秘型、性別などによっても違いがあります。(PubMed)

そのため、

IBSのほとんどは自律神経だけが原因である

と断定することはできません。

しかし、森田治療室に来院される方の中には、

  • 常に身体へ力が入っている
  • 呼吸が浅い
  • 睡眠が十分でも回復しない
  • 音や人混みに過敏
  • 環境の変化で症状が悪化する
  • 腹痛が起こることを常に警戒している

など、神経系の興奮が長く続いている方が少なくありません。

このような状態では、腸からの刺激を受け流す余裕が低下し、小さな変化にも腹痛や便意として反応しやすくなる可能性があります。


⑥ ストレスは「精神的な悩み」だけではありません

ストレスという言葉から、人間関係や不安などを想像する方が多いと思います。

しかし、身体にとってのストレスには、

  • 進学・進級
  • 転職・異動
  • 引っ越し
  • 受験
  • 睡眠不足
  • 気温差
  • 感染症
  • 過度な運動
  • 食事時間の乱れ
  • 痛み
  • 月経周期の変化

なども含まれます。

身体は環境が変化すると、自律神経・ホルモン・免疫などを変化させながら適応しようとします。

短期間であれば必要な反応ですが、変化が重なり回復する時間が不足すると、神経系は小さな刺激にも反応しやすい状態になります。

その結果、

  • 朝になると腹痛が起こる
  • 外出前に下痢をする
  • 食後すぐに便意が起こる
  • 緊張すると腸が動く
  • 休日には症状が軽くなる

といった変化が現れることがあります。

IBSにストレスや心理社会的要因が関係することは、日本消化器病学会のガイドラインでも病態の重要な要素として扱われています。ただし、心理的問題だけでIBSが起こるわけではありません。(日本消化器病学会)


⑦ 胃腸炎のあとにIBSが始まることがあります

感染性胃腸炎が治ったあとも、

  • 腹痛
  • 下痢
  • 便秘
  • お腹の張り
  • 食後の不調

が長期間続くことがあります。

これは「感染後過敏性腸症候群」と呼ばれます。

感染によって腸粘膜や免疫反応が変化し、感染そのものが治ったあとも、

  • 腸粘膜の微小炎症
  • 粘膜透過性の変化
  • 腸内細菌叢の変化
  • 神経の感受性の上昇
  • 腸の運動変化

などが残る可能性があります。

過去のメタ解析では、感染性腸炎後にIBSを発症する可能性が、感染を経験していない人より数倍高くなることが報告されています。(PubMed)

これはIBSが単なる心理的な症状ではなく、感染・免疫・腸粘膜・神経系が関係する状態であることを示しています。


⑧ 腸内細菌は関係しますが、単純な「善玉菌不足」ではありません

IBSでは、健康な人と比較して腸内細菌の構成や代謝産物に違いを認める研究があります。

腸内細菌が作る物質は、

  • 腸の運動
  • ガス産生
  • 粘膜バリア
  • 免疫反応
  • 神経活動

などに影響する可能性があります。

一方で、IBSに共通する一つの腸内細菌パターンが確立されているわけではありません。

食生活、年齢、薬、地域、感染歴などによって腸内細菌は大きく異なります。

そのため、

「特定の菌を増やせばIBSが治る」

「腸内洗浄をすれば改善する」

と単純に考えることはできません。

IBSの病態には腸内細菌、粘膜透過性、微小炎症が関与する可能性がありますが、複数ある要因の一部として考える必要があります。(日本消化器病学会)


⑨ 子どもにもIBSは起こります

IBSは大人だけの問題ではありません。

子どもや思春期でも、

  • 朝になるとお腹が痛い
  • 学校へ行く前に下痢をする
  • 授業中の便意が怖い
  • 便秘と腹痛を繰り返す
  • 検査では異常がない
  • 休日には症状が軽い

といった状態がみられます。

Rome基準でも、小児のIBSは独立した消化管と脳の相互作用の障害として位置づけられています。腹痛が排便や便の回数・形の変化と関連し、他の病気では十分に説明できないことが診断上重視されます。(The Rome Foundation)

子どもの腹痛は、

「学校へ行きたくないから言っている」

「気持ちが弱い」

ということではありません。

新学期、クラス替え、受験、人間関係、睡眠不足、感覚的な疲れなどが重なると、成長途中の神経系が環境に適応しきれず、腹痛や便通異常として現れることがあります。

まずは症状が本当に存在していることを理解し、医学的な評価を受けたうえで、生活環境と身体の両方を見ることが重要です。


⑩ オステオパシーではどう考える?

オステオパシーでは、腹痛や下痢・便秘という症状だけを直接追いかけるのではありません。

症状の背景に、

  • 神経系の興奮が続いていないか
  • 呼吸が浅くなっていないか
  • 胸郭や横隔膜が十分に動いているか
  • 腹壁が常に緊張していないか
  • 骨盤底と呼吸が協調しているか
  • 脊柱や骨盤へ負担が集中していないか
  • 睡眠によって回復できているか
  • 環境の変化に適応する余力が残っているか

などを評価します。

森田治療室では、主に、

  • 頭頸部と自律神経系
  • 胸椎・腰椎・骨盤
  • 肋骨と胸郭
  • 横隔膜
  • 腹壁
  • 腹部の組織の可動性
  • 骨盤底
  • 呼吸パターン
  • 姿勢と全身の負荷分散
  • 睡眠や活動量

を総合的に確認します。

身体全体を評価し、神経・呼吸・循環・関節・筋膜などが働きやすい身体環境を整えることを目的としています。


オステオパシーの医学的根拠

IBSに対するオステオパシー施術を検討した研究は存在します。

2023年の系統的レビュー・メタ解析では、オステオパシー施術は対照群と比較して、腹痛と便秘に改善を認めました。一方、IBS全体の重症度や下痢では明確な優位性が示されず、研究の質は低い、または非常に低いと評価されています。(PubMed)

過去の小規模な無作為化試験でも、症状や生活の質、腹部膨満、直腸知覚などに変化を認めた報告がありますが、対象人数は限られています。(PubMed)

したがって、

オステオパシーでIBSが治る
腸内細菌や自律神経を直接正常化できる

と断定することはできません。

医学的な診断や薬物療法、食事療法などを否定せず、必要に応じて消化器内科・小児科・管理栄養士などと連携しながら、身体機能の側面から回復を支えることが重要です。


「症状を出さないように我慢する」のではなく、身体に余裕をつくる

通勤、学校、人間関係、食事、気温差など、生活環境から刺激を完全になくすことはできません。

大切なのは、刺激をすべて避けることではなく、刺激が加わっても身体が過剰に反応せず、反応しても元の状態へ戻れることです。

森田治療室では、この状態を、

「環境の変化へ適応できる、余裕のある身体」

と表現しています。

余裕がある状態では、

  • 緊張してもすぐに腹痛が起こりにくい
  • 便意が起きても不安で増幅されにくい
  • 症状が出ても回復が早い
  • 睡眠によって神経系が切り替わる
  • 呼吸や循環が保たれる
  • 一部分へ負担が集中しにくい

といった変化を目指します。

症状だけを無理に抑え込むのではなく、人間が本来持っている調節システムが働きやすくなることで、結果として腹痛や便通異常が出にくくなることが目標です。


日常生活でできること

食事時間を大きく乱さない

食事を抜いたり、一度に大量に食べたりすると、腸への刺激が大きくなる場合があります。

できる範囲で規則的に食事を取り、急いで食べないようにします。(Nice)

食事だけを原因にしすぎない

食べ物と症状の関係を記録することは有用ですが、睡眠、月経周期、学校・仕事の負担、活動量なども一緒に記録します。

原因食品を探し続けるあまり、食べられる物を極端に減らさないことが大切です。

低FODMAP食は専門家のもとで行う

低FODMAP食は一部のIBSに用いられますが、長期間の自己流の制限は、栄養不足や腸内環境への影響につながる可能性があります。

実施する場合は、消化器疾患と食事療法に詳しい医師や管理栄養士へ相談してください。NICEも、除去食や低FODMAP食は専門知識を持つ医療職の指導下で行うよう推奨しています。(Nice)

便意を我慢しすぎない

便意を繰り返し我慢すると、排便リズムや骨盤底の協調に影響することがあります。

朝食後など、腸が動きやすい時間にトイレへ座る習慣をつくります。

食物繊維は種類と量に注意する

便秘があるからと食物繊維を急に増やすと、ガスや腹部膨満が悪化する場合があります。

症状を確認しながら、少量ずつ調整します。

呼吸を整える

お腹が痛い時は、無意識に腹部を固めて呼吸を止めやすくなります。

肩を持ち上げず、鼻から静かに吸い、下部肋骨や背中がゆっくり広がる呼吸を行います。


医療機関への相談が必要な症状

次のような症状がある場合は、IBSや自律神経の問題と自己判断せず、消化器内科や小児科を受診してください。

  • 血便・黒い便
  • 意図しない体重減少
  • 貧血
  • 発熱
  • 夜中に目が覚める下痢や腹痛
  • 持続する嘔吐
  • 強くなる腹痛
  • 腹部のしこり
  • 家族に大腸がんや炎症性腸疾患がいる
  • 子どもの体重増加や成長が止まっている

IBSは症状から積極的に診断できる病気ですが、警告症状がある場合には、炎症性腸疾患、感染症、大腸がんなどを確認する必要があります。(Nice)


まとめ

✔ IBSは、腹痛・腹部不快感と下痢・便秘などを繰り返す状態

✔ 検査で異常がなくても、腸の運動や感覚、神経系に変化が起きている可能性がある

✔ 腸管神経系と脳は、自律神経・免疫・ホルモンなどを介して双方向に連絡している

✔ 内臓知覚過敏では、通常の腸の動きを強い痛みや便意として感じることがある

✔ 自律神経は重要だが、IBSを自律神経だけで説明することはできない

✔ 感染、腸内細菌、微小炎症、粘膜透過性、睡眠、環境変化などが複合的に関係する

✔ 子どもの腹痛や登校前の下痢も、実際に起きている身体反応として理解することが重要

✔ オステオパシーでは、腸の症状だけでなく、神経・呼吸・循環・姿勢・骨盤底を含めて評価する

✔ 目標は、環境の変化やストレスに適応できる「余裕のある状態」をつくること


自律神経シリーズ バックナンバー

Vol.001
喉のつかえ感・息苦しさ・動悸・不安感…
その不調、自律神経の緊張が関係しているかもしれません

Vol.002
パニック障害とは?
「また発作が起こるかもしれない…」

Vol.003
自律神経失調症とは?
検査では異常がない。でも体調が戻らない…

Vol.004
動悸とは?
心臓は異常ないと言われたのに、ドキドキが止まらない…

Vol.005
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酸素は足りていると言われたのに、息が吸えない…

Vol.006
めまいとは?
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Vol.007 
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Vol.008 
頭痛とは?
「頭痛は脳だけでなく、首や顎が関係していることもあります」

Vol.009 
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Vol.010
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Vol.011
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Vol.012
眼精疲労・目の奥の痛みとは?
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Vol.013
朝から疲れる・寝ても疲れが取れないのはなぜ?
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Vol.014
機能性ディスペプシアとは?
検査で異常がなくても、胃と脳の調節がうまく噛み合わないことがあります
 


参考文献

  • Rome Foundation. Rome V: Disorders of Gut-Brain Interaction. 2026.
  • 日本消化器病学会編.過敏性腸症候群(IBS)診療ガイドライン2020.
  • 日本消化器病学会.患者さんとご家族のための過敏性腸症候群(IBS)ガイド2023.
  • Manabe N, et al. Pathophysiology underlying irritable bowel syndrome—from the viewpoint of dysfunction of autonomic nervous system activity. J Smooth Muscle Res. 2009.
  • Halvorson HA, et al. Postinfectious irritable bowel syndrome—a meta-analysis. Am J Gastroenterol. 2006.
  • Thabane M, et al. Systematic review and meta-analysis: the incidence and prognosis of post-infectious irritable bowel syndrome. Aliment Pharmacol Ther. 2007.
  • Breen-Lyles M, et al. Impact of Rome IV criteria on the prevalence of post-infection irritable bowel syndrome. Neurogastroenterol Motil. 2023.
  • Buffone F, et al. Effectiveness of Osteopathic Manipulative Treatment in Adults with Irritable Bowel Syndrome: A Systematic Review and Meta-Analysis. Healthcare. 2023.
  • Florance BM, et al. Osteopathy improves the severity of irritable bowel syndrome: a pilot randomized sham-controlled study. Eur J Gastroenterol Hepatol. 2012.
  • Attali TV, et al. Treatment of refractory irritable bowel syndrome with visceral osteopathy. Clin Res Hepatol Gastroenterol. 2013.